電波少年的 いとうあさこ

すごい根性の持ち主だと思うわけである。

きわめて裕福な家庭から家出同然で逃げ出し、親からの援助はいっさい受けずに貧乏暮らしをし、何の保証もコネもないお笑いの世界に飛び込んだのだ。

彼女の名はいとうあさこ。

何もかも親がかりな二世タレントとは真逆の生き方をしていると思う。

さて、彼女が無名時代に、日本テレビ「進ぬ!電波少年」の「電波少年的15少女漂流記」という企画に参加していたことを最近知った。

「15少女漂流記」という企画は、名前だけ聞いたことがあった。
まぁ、無人島で15名の少女が暮らしていくという企画なんだろうなぁ、と当時も思っていた。

が、調べてみるとそんな単純な話ではなかったようだ。
早い話が、無人島での暮らしは、踊りを間違えたことに対する罰ゲームだったのである。

必然的に罰ゲーム決定となるようにわざとややこしく作られた歌と踊りを、必死で彼女らは覚えたのである。しかしやはり誰かが間違え、無人島行きとなる(もともとそう仕向けられていたワケだが)。

この15人は、タレントやお笑いの卵たちで、最終的には無人島で8人が生き残った(リタイアしなかった)。

やはり根性娘のいとうあさこは残っていたし、あと森三中の黒沢も残っていた。この2名がのちにテレビでもメジャーになっていくが、それ以外のメンバーは見事に消え去った。いとうと黒沢だって、この番組のおかげでメジャーになったわけではない。

しんどい思いだけして、ホントにお気の毒としか言いようがない。

コメント