仮面かぶって本性隠す女子アナ

加藤綾子アナと夏目三久アナはすごいな。
あれだけ(超ド級の)恥ずかしい過去を暴露され、一時はアナウンサー生命まで危ぶまれるところだったが、ドン底から這い上がり、今じゃ何事もなかったかのように人気アナとして納まっているのだから。

そんな夏目三久も出演している『マツコ&有吉の怒り新党』。
うっかり見忘れることもあるのだが(時間も時間だし)、覚えておれば見ている。

投稿者が怒りを感じている事柄について、マツコと有吉がその怒りに共感できるかどうかを議論するのだが、投稿者・マツコ・有吉の3者の意見の中で、私が一番納得できるのは、意外にも投稿者なのである。

私も毎週見れているわけじゃないから、あくまでも「私が見た回では」ということになるのだが、投稿メールが読まれた後の彼らの第一声は大体、投稿者への「ちっせーな」とか「心せめーな」などという批判的な言葉である。最初の段階では、驚くほど2人の意見は一致する(後でいろいろ枝分かれしていくんだがな)。合わせてんじゃないかって思うぐらい。

批判力旺盛な2人だから、ただ単にその投稿に対して批判したいだけなのかな、と思ったり。
この2人なら私の気持ちを代弁してくれるのでは…と期待していたワケだが、意外にも彼らのコメントは私の考えとは少々ズレており、残念であった。

そして違和感を感じるのは、マツコが有吉を「有吉さん」と呼ぶところ。
マツコが有吉より年上ではあるが、芸歴は有吉の方が長い。そういった意味でも“さん付け”で呼ぶのだろうが、どうもキャラ的にしっくりこない。「有吉ちゃん」とでも呼んでくんないかなー。
多分、有吉もマツコのことを「マツコさん」と呼んでたわ。こちらもキャラ的に「マツコ!」と呼び捨てにしてほしい。

夏目アナにも違和感を感じる。
夏目アナはオープニングでは姿を見せず、5分程経って登場する…まるでゲストのように。
大体がノースリーブ&超ミニの衣装で、まっ赤っ赤のマニキュアを塗っていたこともある。
あぁ、あんなスキャンダルを起こした女子アナだもんなー、こういうとこに表れてんなー。

しかし彼女は楚々とした振る舞いを意識している(よーに見える)。
投稿を読む時の声の出し方や読み方でさえも、作られたような“楚々”。
マツコや有吉の話を、たおやかな笑みを浮かべて頷きながら聞き、清らかなコメントを述べる。
あと笑う時な、あれ、心から笑ってっか?作り笑いだろ。目が笑ってないもん。
マツコ&有吉に気を遣って笑ってる、というより、カメラを意識した笑顔って気がすんだよな。

口がコンプレックスなのか、“楚々”を演じているのかわからないが、笑う時に手で口を覆うのである。あんまり今の日本女性はしないよ、別に口を開けて笑うことが下品なことでも何でもなくなったからね。皆、口を隠さないでゲラゲラ笑ってる。

だが夏目アナは、その小顔が半分隠れるぐらいまで手で口を覆う。
しかも笑う前にすでに口元に手であるんじゃないかってほどの用意周到ぶり。
笑う前に、だよ?じゃ、もう作り笑い決定じゃんかッ!(笑)

ま、そういった“ちぐはぐさ”についつい目を奪われて番組に集中できないので、彼女の存在はちょっぴり目障りなんである。

コメント