CMソングとしての『スカーレット』
戸田菜穂と言えば、私の中では「笑顔が引きつる女優」。 もうず~っとこのイメージしかない。 「笑顔が引きつる」ということは「無理やり笑っている」ということで、それはつまり「自然な演技ができていない」ということであり、結局「女優が向いていないんじゃないか?」という結論に達する。 そんな戸田菜穂が三井生命保険のCMに出演している。 CMソングはスピッツの『スカーレット』。 この曲が恐ろしいほど映像にマッチしている。 生命保険会社のCMとしても合っているのだろう。 余談だが戸田菜穂の笑顔も引きつっていない。 かつて『シロクマ』が使われたメナードCMとは大違いだ。 ありゃ、違和感しか感じられなかったもの。 ・ 幡 蒼子のおこりんぼ日記3: スピッツとミスチル~コスメCM編~ ・ 幡 蒼子のおこりんぼ日記3: スピッツのCMソングについて考える しかし、今回のCM内容(演出?)はいただけない。 母親役の戸田菜穂が赤ちゃんを突っつきすぎ…いや、それには目をつぶろう。 え~と、観てて何か恥ずかしいのである、過剰なまでの愛情アピールが。 「ママでちゅよ~」を超えたな、ありゃ(何じゃそら)。 さて『スカーレット』である。 私は過去のブログ記事でも『スカーレット』について触れているが、評価は低めである。 ・ 幡 蒼子のおこりんぼ日記3: スピッツと私の1997年 ・ 幡 蒼子のおこりんぼ日記3: スピッツ研究報告~その2~ ・ 幡 蒼子のおこりんぼ日記3: キュートでポップな「ハチミツ」PV しかしこの曲はヒットしたし、スピッツの曲の中でこれが一番好きという人も身近にいる。 そんな私も、今回のCMでこの曲の良さがわかったよーな気が…。 この曲はCM向きだな(そーいうことか?)。 それにしても何だね、ひと昔前のヒット曲をCMソングにする手法が横行しているね。 ミスチルなんかもそーじゃん、いくつもいくつも流れてんじゃん、昔のヒット曲が。 やっぱ新曲だとファンしか食い付かないけど、昔のヒット曲を流せばもっと多くの人が曲に釣られてCMに注目すんじゃん?だからだろうなぁ。この不況の中、何とかしてモノを売りたいだろうし…できるだけローリスクで。昔なら、売れっ子アーティストの新曲をCMソングにするのがステータスだったんだろうけど。