ライブとスピッツにゃ明日がある

『Mステ 3時間スペシャル』の「デビュー年別総売上ランキング」で、1991年デビュー組のランキングはなかったんだってぇ~?

観なくて良かったよ…。1991年狙いで、3時間も観続けた日にゃ、あーた…。
最初チラッと観たときに、年代順ではなく、年代ゴチャゴチャでやってたから「あ、これは、やらない年代もあるな」と察知したのよ。

そ、1991年はスピッツのデビュー年。
それ以外にも1991年は、スマップやザードなど大物のデビュー年でもあるのに、何でスルーなのかね? ま、新聞のテレビ欄に「スマップ」の文字がなかったことからも、「1991年はやらないかもな…」との思いがよぎったけどね。

「キーッ!!何で1991年がないのよ!?」というアナタへ、こちらの記事をプレゼント(?)
→「幡 蒼子のおこりんぼ日記3: スピッツとスマップは同期です

さて今度は、テレビ出演が確実な『ap bank fes '12 Fund for Japan つま恋』(BSプレミアム)のお話。

いろんなアーティストが出てたけど、もうスピッツ狙いで。
「とっととスピッツ出しやがれ」みたいな。
しかしアレだな、持田香織の歌は夏フェスには不向きだな。

終盤に差し掛かってようやくスピッツが登場。
曲は『涙がキラリ☆』…キライじゃないんだけどねー、別の曲が良かったな。

この曲、特に歌いだしの部分が清水ミチコの「スピッツ作曲法」の曲に似てて笑っちった…ってか、ミッちゃんが似せてんだけどね。(詳しくはコチラ→「幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 清水ミチコのスピッツ研究」)

何かマサムネ氏、老けてるっつーか疲れてる? 普段見せない汗が顔から流れていたし、シャツの色も変わってた…やっぱ野外フェスだからなぁ。でも声はよく出てたよ、サスガ。

なーんて思ってたら「スピッツでした!どーもありがとう!」って終わってもた。
あぁ、そうそう、『涙がキラリ☆』はセットリストで最後の曲だったわ。

テレビで1曲しか流さないのに、最後の曲をチョイスする~?顔が疲れきってたよ~?
何かねー、夕方のOLを思い起こさせた。疲れるわ、化粧がハゲるわで、朝とは別人の顔になってる…ってカンジの(笑)。

ミスチルの桜井さんが他のアーティストとコラボしてたりして、「もしかしたらスピッツとも…?」なんつーことも期待してたワケだが、その期待も打ち砕かれ…。

それにしても、他のアーティストは大体2曲流してたのに、何でスピッツは1曲なんじゃい!?
多分スピッツ側がそれ以上の放映を許可しなかったんだろうね。
最近、何かスピッツが閉鎖的になってるような気がしてならん(←私の思い込み?)。

ところで、こういうフェスを含めたライブ市場の規模が拡大しているようだ。
CDやDVDなどの音楽ソフトの売り上げが激減する一方で、ライブ市場は盛況のようで。
ただ、アーティストによって二極化しているらしいが。

山下達郎が朝日新聞でこのようなことを言っていた。
今まではCDが音楽文化の中心で、ライブはその販促活動みたいなところがあった。でもこれから先は、ライブのためのCDになる。(中略) 音楽配信によってパッケージのCDが殲滅されていくことは時代の趨勢で、止めようがない。今回のアルバムを出した最大の理由は、CDがまだ健全な流通に乗っている間にベスト盤を出しておきたかったから。CD時代の終わりに際しての、まとめです。(中略) 昔は音楽が文化の中心にあり、その人の認知度を高める勲章だったわけですが、CDはそういう役割を終えた。(中略) 音楽を使って利益を生むというメカニズムが衰弱しています。ユーチューブやニコニコ動画でタダで聴けるなら、CDを買わないでしょう。でも、ユーチューブじゃ、ライブの空気感は再現できない。ライブという一期一会の体験旅行のための音楽。それ以外に利益を生む手段はないと思います

なるほどなぁ~。
人々の音楽に対する関心が薄れているわけではなさそうね。
手軽でお得なネットの音楽配信がチョイスされる傾向は今後も変わらない。
CDは、昔のレコードやカセットのように駆逐されていくだろう。
この趨勢に抗うことはムダである…ということを、山下達郎は暗に言っているのだ。

「CDが売れない」と嘆くより、時代の趨勢に乗る方が賢明かもしれない。
音楽は、CDじゃなくてもネット配信で聴ける。
そのネット配信でも不可能なこと…それはライブでのリアルな空気感を伝えること。
今後はネット配信とライブを二本柱として力を入れてやっていくべきかもしれない。

スピッツはライブバンドで、ライブ中心の活動をやってきた。だから何もあせることはない。
マサムネ氏には、ただただ長期間のライブツアーに耐えうる体力を養ってほしい(笑)。

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