鈴木早智子に漂うダメダメ感

『スタードラフト会議』に「再起をかけた芸能人」として元Winkの鈴木早智子が出ていた。

テレビに出るのは2年半ぶりらしく、元々不幸顔だったのだが、それにますます拍車がかかって悲壮感すら漂っていた。

「再起をかけた芸能人」としてテレビに出演するのは今回が初めてではない。
かつて『ASAYAN』というオーディション番組にも彼女は出演したのである。

小室プロデュースでCDデビューできる権利をめぐって、数名の女性がニューヨークで共同生活を送りながらレッスンに励むのよね。

でも鈴木早智子はその共同生活を拒むの。
「私はレコード大賞受賞歌手です。こんなことまでやれません」みたいなこと言ってたなぁ。
で、結局リタイアして、日本に帰っちゃった。

「レコード大賞受賞」という経歴にとらわれ過ぎてんのよ。
あのね、全然大したことないです、Winkの実力なんて。
歌唱力も含め、歌手としてのパワーがなさすぎでしょ。

そりゃ、売れたこたぁ、売れたよ。
ただ「売れた」という事実のみで与えられた賞ね。
歌い手としてのスゴさは全然ない。

でもね、勘違いしちゃってるワケ、自分自身がスゴいんだと。
おかしなプライドだけを持ち続けてるワケ。

今回も「やっぱり歌が好き」という理由で、歌手としての再起にかけると。
「歌が好き」ったってさ、そりゃ、誰だって歌うことは結構好きでしょ。
気持ちいいもの。ストレス解消にもなるし。

でも「歌が好き」ということと「自分の歌がありがたがられる」ということは、全く別の話でさ。
並みの歌唱力なら、カラオケボックスで地味に歌ってろよ、と。

ここで冒頭に述べた番組の話に戻る。
その番組で、鈴木早智子は中森明菜の曲を歌うんである。

タバコで喉がやられてんのか、明菜を意識してか、は知らないが、地を這うような低音で。
おっそろしーのなんのって。そして笑っちゃうほどヘタくそで。
恐ろしさと可笑しさって、両立できるのね(笑)。

歌がとってもマズいのに、本人ウットリと歌いあげる地獄絵図。

レコード会社のスカウトマン4名もその場にいたのだが、誰も札を上げなかった。
そりゃそーだわよ。あんな悲壮感てんこもりの歌なんて誰も聴きたかないわよ。

そのうちの1人が「どこにニーズがあるのか見えてこなかった」みたいなことを言ってた。
それって結構ギャフン!! キツイねー。でも的を射てる。

最後に、彼女がすがる過去の栄光を映像でお見せしよう。

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