野心のなさが露呈した女芸人
とんねるずのタカさんに、女芸人たちが悩み事を相談する番組企画があった。 大久保さんが「女芸人は女として幸せになれますか」と聞いたところ、「人間は運の量が決まってると思うんだよね。皆さんは仕事の面で成功者だから、恋愛や結婚で幸せになるにはキビしいんじゃないか」的なことを言っていた。 すると大久保さんが「タカさんだって成功者なのに、キレイな奥さんもらって幸せじゃないですか」と言うと、「だからオレ、仕事が中途半端じゃん。全然ダメだなと思う」的なことを言った。 そりゃ芸能人ってのは、芸能生活の中で浮き沈みが必ずあって、タカさんも昔と比べるとレギュラー番組が随分減ってるのだが、かつては冠番組を多数抱えた超売れっ子であった。 確実に時代を作った芸人であり、成功者であると言えるだろう。 この企画に出演していた女芸人は、大久保さん、森三中の黒沢、椿鬼奴、バービー、ミラクルひかる。 う~ん、売れっ子であるのは確かだが、芸能界での「成功者」と言うには、ちと弱い。 時代を彩った「顔」として、後世まで語り継がれる気は全くしない。 それが証拠に、女芸人たちには冠番組が一つもない。 数年前の『FNS27時間テレビ』で、女芸人たちをMCにしたところ、仕切れずグダグダになっていたことは記憶に新しい。 驚くべきことに、成功者としての女芸人は、山田邦子の時代まで遡らなければならない。 彼女は、冠番組を多数抱えた、まぎれもない成功者であった。 あの時代と比べて、女芸人の数も随分増えたのに、冠番組を一つ持つことさえ難しい。 何故だろう。 その理由の一部が垣間見える一コマが。 タカさんに「結婚して子どもが生まれたら芸人どうするの?」と聞かれたメンバーは、バービー以外「辞めます」と即答した。 あぁ、芸人としての覚悟、その程度だったのね・・・