女性アイドルについてマツコと考える

『マツコと有吉の怒り新党』で、マツコが女性アイドルについて語ってた。

アイドルグループからソロの歌手になっても成功しない。
ソロでやれる子は最初からソロでやってる。・・・みたいなことを言ってた。

スピードにしてもモー娘にしても、解散や脱退後、誰もソロ歌手として成功しなかった。
そう、松浦亜弥みたいに力のある子は、最初っからソロでデビューさせてもらうわけだし・・・あぁ、あややが最後のソロアイドル歌手だったなぁ。

さて、ここからはアイドルの曲について語ろうと思う。
先日、ハマ・オカモト(浜ちゃんの息子)が、斉藤由貴の『卒業』のイントロを、「神イントロだ」と評していた。

確かに神イントロだ。
しかし、私がもっと神イントロだと思うのは、同じく卒業をテーマにした松田聖子の『制服』という曲だ。『赤いスイートピー』のB面曲ね。

大体、卒業をテーマにした曲って、作りが繊細なのよね。
歌詞だって、心理描写が細やかだしね。

『卒業』の2番の歌詞で、特にこの部分が胸に刺さる。
駅までの遠い道のりを 初めて黙って歩いたね 
反対のホームに立つ2人 時の電車が今 引き裂いた

これにもドキッとする。
あぁ 卒業しても友達ね それは嘘ではないけれど
でも過ぎる季節に流されて 逢えないことも知っている

『卒業』も『制服』も、松本隆の歌詞。すごいなぁ~。
何で、この人は少女の気持ちをこんなに繊細に描けるのかね。

どちらの曲も、好きな男の子が高校卒業後に都会に行ってしまう設定。
あ、『木綿のハンカチーフ』もそうだよな・・・何と、これも松本隆。

昭和の高校生は卒業後、彼が都会に行って彼女が地元に残るっちゅーパターンが、今よりずっと多かったんだろな。
いや、こういうシチュエーションの方が切ないから、あえて歌詞にしてんのかな?

ま、じっくりイントロや歌詞、歌声を聴き比べてくださいな。


確かに、この人たちをグループに入れて売り出そうとは思わんわな。
ソロでやれるだけの魅力と才能にあふれてるもの・・・グループに押し込めたって、収まり切らない。

思ったんだけどさー、今の時代のソロアイドルって、松田聖子のような「アイドル歌手」でも、斉藤由貴のような「歌うアイドル女優」でもない子たちだと思うのよ。

つまり「歌わないアイドル女優(=人気若手女優)」ね。
昔だとすぐ歌を歌わされてたけどね。そして歌わされることで、より「アイドル視」されてた。

今の時代で、昔のアイドルと同じ位置にいるのは、若手女優だと思うの。

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