私にとっての「藤井君」
世の中、藤井君フィーバーである。 しかし私にとっての「藤井君」は、将棋界の藤井君ではない。 バレーボール界の藤井君である。 元々私は、国内リーグの東レチームのプレーが好きで。 選手が職人ぽくてね、派手さはないけど、技巧的なのよ。 今季は優勝までしちゃった。 で、優勝したこともあってか、東レの選手がたくさん全日本入りしてね。 その中の一人が、セッターの藤井選手(25歳)なわけ。 その藤井選手、雑誌で「選ばれた時はすごく嬉しくて、プレッシャーも全くなかったです」と言っていた。 すげー。プレッシャーが全くないって・・大物だなぁ。 最初は控えセッターとして全日本入りしたものの、メキメキと頭角を現し、今じゃ正セッターとしてプレーしてる。 トスワークが多彩なのよね。 今まで正セッターだった深津選手は、あまりミドルを使わなかったからね。 サイドばかり使ってると、攻撃も読まれがちになるし。 藤井選手はミドルをガンガン使う。 背の低い日本は、相手がブロックを仕掛ける前に、ミドルのクイックで攻撃する必要があるもの。 同じく全日本入りした東レの李選手(ミドル)とのコンビが、やはり一番合ってる。 李選手は、私が東レで一番注目してた選手なんだよなー。攻撃、はえーの。 今回のワールドリーグバレーでは、日本は準優勝という快挙を成し遂げた。 とは言っても、2部グループでの準優勝。強豪国は1部グループに勢ぞろい。 それでも去年は、2部の中で最下位に近い成績だったからねー。 去年は、男子バレー的にいろいろ最悪だったのよね。 五輪の切符は逃すしさ。 一昨年が良かっただけにね。 石川選手と柳田選手の活躍で、ワールドカップでも好成績を残したしね。 で、このままリオ五輪までいけー!と思ったんだけどねー。 去年は、石川&柳田の不調、というのもあったけど、まずメンバー選考的に「こりゃアカン」と思ったね。 風通しの悪そうなチームになるな、と思った。そしたら案の定ズタボロで。 ワクワクしたりガッカリしたりの繰り返し。 そしてまた今はワクワク。 藤井選手は、このワールドリーグでベストセッター賞もらってた。 セッターとかリベロって、ちゃんとやれて当たり前で、良くない時には叩かれがち。 なかなか厳しいポジションだな、とも思う。